※この記事は2021年1月9日に更新しました。
こんにちは、べん(Ben_richlife)です。
「楽天カード」は、楽天経済圏で生活する人の必須アイテムです。
いざ楽天カードをつくろうとインターネットで検索すると、「楽天ゴールドカード」や「楽天プレミアムカード」という種類が出てきます。
「あれ?どの種類のカードをつくったらいいんだ?」と思いますよね。
そんなお悩みを解決するために、この記事では、一般の楽天カード・楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードの3種類を比較・解説します。
あなたにあった楽天カードをみつけ、楽天経済圏の生活を充実させましょう。
べん の楽天利用状況
・2013年に楽天のサービスを使い始める
・メインカードは楽天ゴールドカード
・会員ランクは、ダイヤモンド会員
(4年キープ中)
・年間獲得 6~7万ポイント
・楽天銀行と楽天証券の口座を利用
・2020年、楽天モバイル・楽天でんきに移行
・現在、楽天ひかりに移行を検討中
楽天カード
まずは、年会費無料の楽天カードを解説します。(この記事では「一般カード」と呼びます)
一般カードは年会費無料なので、持っている方がとても多いです。
メインカードとして使う人もいれば、サブカードで持っている人もいます。
楽天カードの特徴
一般カードの特徴は以下のとおりです。
・年会費:永年無料
・利用可能額:最高100万円
・ポイント還元率:1%
・SPUポイント倍率:+2倍
・ブランド:VISA、Mastercard、JCB、AMERICAN EXPRESS
・付帯機能:楽天ポイントカード、楽天Edy(選択可)
・サービス:ETCカード、家族カード、カード盗難保険、海外旅行保険
・デザインカード:お買いものパンダ、ディズニー、FCバルセロナ、楽天イーグルス、ヴィッセル神戸、イニエスタ、YOSHIKI
一般カードは、なんといっても年会費が永年無料なので、メインカードとして十分使えるカードです。
これらの特徴の中で、おさえておきたいポイントをご説明します。
ブランド選びは超重要!
クレジットカードのブランド選びはとても大切です。
なぜかというと、一度ブランドを決めてしまうと変更するためにはカードを解約しなければいけないからです。
解約して新しくカードをつくると、カード番号が変更になります。
例えば公共料金や保険など、クレジットカード払にしていたものの変更手続きをしないといけません。
この手続きは、かなり面倒です。
あとから変更することがないよう、ご自身にあったブランドを選びましょう。
VISA
ブランド選びに迷ったら、VISAをおすすめします。
VISAは国際ブランドの世界シェア1位です。
加盟店が多いため、国内外で幅広く使うことができます。
また、楽天カードでは通常、2枚持ちはできないのですが、VISAの一般カードのみ2枚持ちが可能となります。
詳しくは別記事で紹介したいと思います。
Mastercard
Mastercardは、VISAに次ぐ世界シェア2位のブランドです。
VISA同様、加盟店が多く国内外で広く使えます。
Mastercardを選ぶポイントのひとつとして、「コストコ」を利用するかがあげられます。
なぜかというと、コストコでのクレジットカード払いはMastercardに限定されているからです。
コストコを利用する方は、Mastercardを選ぶのも良いでしょう。
JCB
JCBは、日本唯一の国際ブランドです。
世界シェアは約1%のため海外では使えない場合がありますが、日本国内では問題なく使えます。
主に国内での使用が多い方は、なじみのあるブランドであるJCBを選んでも良いと思います。
また楽天カードはデザインがたくさんあります。
その中でもディズニー・デザインはJCB限定となっています。
かわいいデザインですので、ディズニー好きの方はJCBを選ぶのもアリです。
AMERICAN EXPRESS
AMERICAN EXPRESS(通称、アメックス)は、アメリカ発の国際ブランドです。
世界シェアは約3%でそれほど広くはありません。
国内の使用についてはアメックスはJCBと提携しているため、JCBで決済可能な店舗ではアメックスも使えることが多いです。
ブランド選びのポイント
・迷ったらVISA(2枚持ちが可能)
・コストコ利用者はMastercard
・ディズニー好きはJCB
楽天Edyはつけておきましょう
楽天Edyの付帯は無料ですので、使うかどうかわからない方は、とりあえず付帯しておきましょう。
クレジットカード払やQRコード決済(楽天ペイなど)が使えず、楽天Edyしか使えない店舗の場合に使用しましょう。
ETCカードは有料ですが、無料にする方法があります
一般カードでETCカードを発行する場合は、年間550円(税込)かかります。
「え?ETCカードの発行は有料なの・・・?」って思われたかた、いますよね。
実は、この発行費を無料にする方法があるんです。
楽天会員ランクをプラチナランク・ダイヤモンドランクにあげると、ETCカード発行費が無料になるんです。
プラチナランクといっても、そこまでハードルは高くありません。
プラチナランクの条件:
過去6ヶ月で2,000ポイント以上、かつ15回以上ポイントを獲得
ダイヤモンドランクの条件:
過去6ヶ月で4,000ポイント以上、かつ30回以上ポイントを獲得、かつ楽天カードを保有
プラチナランクの基準は、楽天のサービスを使っていればすぐに達成できます。
楽天会員ランクについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
家族カードを発行して効率よくポイントを獲得しましょう
一般カードでは家族カードの発行は無料で、5枚まで発行できます。
家族カードのメリットは、家族カード利用分のポイントが本カード会員に付与されることです。
ご家族に家族カードをもたせておけばポイントの分散を防ぐことができ、効率よくポイントを獲得できます。
また家族カードの請求は本カード会員の口座からまとめて引き落としになりますので、管理もラクになります。
家族カードの対象:
生計を同一にする配偶者、親、子ども(18歳以上)
楽天ゴールドカード(べん おすすめ!)
つづいて、上位カードの「楽天ゴールドカード」を解説します。
ゴールドカードは年会費がかかりますが、楽天のサービスをたくさん利用するかたは検討しても良いと思います。
私自身もゴールドカードを使っていて、ポイント獲得の効率を上げています。
楽天ゴールドカードの特徴
楽天ゴールドカードの特徴はこちらです。
・年会費:2,200円(税込)
・利用可能額:最高200万円
・ポイント還元率:1%
・SPUポイント倍率:+4倍
・ブランド:VISA、Mastercard、JCB
・付帯機能:楽天ポイントカード、楽天Edy
・家族カード:550円(税込)
・ETCカード:無料
・サービス:空港ラウンジ利用(国内・一部海外、年2回まで)、カード盗難保険、海外旅行保険
(楽天ゴールドカードの詳細はこちら)
ゴールドカードは年会費がかかります。
どういったかたがゴールドカードにしたらよいかは、楽天市場の買い額によって決まります。
ゴールドカードを選ぶ基準
ゴールドカードを選ぶポイントは、楽天市場の年間の買い物額によって決まります。
獲得できるポイントがゴールドカードの年会費2,200円(税込)を上回れば、ゴールドカードにしたほうがおトクになります。
結論からいうと、楽天市場の買い物額が年間11万円が基準となります。
どういうことか解説しましょう。
まず一般カードの場合、SPU倍率は「+2倍」です。
獲得できるポイントは、3,300ポイント(11万円×3%)
そしてゴールドカードは「+4倍」です。
獲得できるポイントは、5,500ポイント(11万円×5%)
獲得ポイントの差は、2,200ポイント(5,500-3,300)となります。
ゴールドカードの年会費額になりましたよね。
この11万円が、ゴールドカードを選ぶ基準というわけです。
楽天ゴールドカードを選ぶ基準
楽天市場の買い物額 年間11万円以上
空港ラウンジが年2回まで無料で使えます!
楽天ゴールドカードをもっていると年2回まで、空港ラウンジを無料でつかえます。
・期間:毎年9月1日から翌年8月31日を1年間とする
・回数:上記期間中、2回まで無料で利用可能(回数制限はゴールドカードのみ)
・対象カード:楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード、楽天ブラックカード
・利用方法:本人名義の上記カード、当日の登場が確認できるもの、航空券(もしくは半券)
・家族カード:本カード会員と同様に利用可能
家族との旅行や、飛行機で移動する出張で空港を利用する方には便利です。
空港によってはアルコールが1杯無料というところもあるんです。
ちなみに対象となる空港ラウンジの利用料金は、たとえば羽田空港の場合1,100円(税込)です。
ですので、2回利用すればゴールドカードの年会費分はもとがとれます。
利用できる空港は以下の通りです。
北海道:新千歳空港、函館空港、旭川空港
東北:青森空港、秋田空港、仙台国際空港
北陸:新潟空港、富山空港、小松空港
東海:中部国際空港セントレア、富士山静岡空港
関東:成田空港(第1・第2旅客ターミナル)、羽田空港(国内線ターミナル 第1・第2旅客ターミナル)
近畿:関西国際空港、伊丹空港、神戸空港
中国:岡山空港、広島空港、米子鬼太郎空港、山口宇部空港、出雲縁結び空港
四国:高松空港、松山空港、徳島阿波おどり空港
九州:福岡空港、北九州空港、九州佐賀国際空港、大分空港、長崎空港、阿蘇くまもと空港、宮崎ブーゲンビリア空港、鹿児島空港
沖縄:那覇空港
海外:(ハワイ)ダニエル・K・イノウエ国際空港 国際線ターミナル、(韓国)仁川空港
(詳細はこちら:国内空港ラウンジ|楽天カード)
一般カードとの違いをまとめます
これまで解説しました、楽天ゴールドカードと一般カードの主な違いをまとめます。
一般カード | 楽天ゴールドカード | |
年会費 | 永年無料 | 年間2,200円(税込) |
ブランド | VISA Mastercard JCB AMERICAN EXPRESS |
VISA Mastercard JCB |
カードデザイン | あり | なし |
利用限度額 | 最高 100万円 | 最高 200万円 |
SPUポイント倍率 | +2倍 | +4倍 |
家族カード | 無料 | 1枚につき 年間550円(税込) |
ETCカード | 年間550円(税込) | 無料 |
空港ラウンジ | なし | 年2回まで無料 |
いろいろなサービスの違いはありますが、やはりゴールドカード年会費のもとがとれるかがポイントです。
楽天市場で年間11万円以上の買い物をする方は迷わず楽天ゴールドカードを選んだほうがよいでしょう。
そこまで利用するかわからないというかたは一般カードを選んでください。
使ってみて楽天市場の利用額が増えてきたら、ゴールドカードへ切り替えを検討してみてください。
楽天プレミアムカード
さいごに「楽天プレミアムカード」を紹介します。
まずはプレミアムカードの特徴です。
・年会費:11,000円(税込)
・利用可能額:最高300万円
・ポイント還元率:1%
・SPUポイント倍率:+4倍
・ブランド:VISA、Mastercard、JCB、AMERICAN EXPRESS
・付帯機能:楽天ポイントカード、楽天Edy
・家族カード:550円(税込)
・ETCカード:無料
・空港ラウンジ:プライオリティ・パス、空港ラウンジ利用(国内・一部海外)
・選べる優待サービス:楽天市場コース、トラベルコース、エンタメコース
・お誕生月サービス:誕生月に楽天市場・楽天ブックスを利用でポイントアップ
・保険:カード盗難保険、海外旅行保険、国内旅行保険、動産総合保険
(楽天プレミアムカードの詳細はこちら)
「たくさんサービスがついているのはわかるけど、結局おトクなの?」って思いますよね。
私が考える楽天プレミアムカードを選ぶポイントは、この2つです。
楽天プレミアムカードを選ぶポイント
・楽天サービスのヘビーユーザー
・海外へ旅行することが多いひと
ひとつずつ解説していきます。
楽天サービスのヘビーユーザーはプレミアムカードを選ぼう!
楽天プレミアムカードでは選べる優待サービスとして、「楽天市場コース」「トラベルコース」「エンタメコース」の3つがあります。
ご自身にあったコースを選ぶことで、ポイント獲得の効率を高めることができます。
楽天市場コース
毎週火曜日・木曜日に楽天市場で買いものをすると、ポイントが+1倍になります。
楽天プレミアムカードではSPUの倍率が+4倍ですので、このコースを選択すると+5倍になります。
楽天市場の基本還元1%をくわえて、6%の還元率になります。
トラベルコース
楽天トラベルでオンラインカード決済すると、ポイントが+1倍になります。
旅行や出張で楽天トラベルをたくさん利用する方は、このコースも良いと思います。
ポイント加算のほかに、手荷物宅配サービスを年2回まで無料で利用できます。
出発時に自宅から空港まで、または到着時に空港から自宅へ届けてくれます。
お土産をたくさん買って荷物が増えた、なんてときは便利なサービスですよね。
エンタメコース
Rakuten TV・楽天ブックスでプレミアムカードを利用すると、ポイントが+1倍になります。
これらのサービスを利用する方は、このコースを選んでも良いと思います。
個人的にはそこまで利用するサービスではないので、ほかの2つのコースから選ぶのをおすすめします。
・楽天市場コースを選ぶのが無難
・旅行や出張が多いひとは、トラベルコースでもOK
そして3つの優待サービスのほかに、「お誕生月サービス」というものがあります。
このサービスは、誕生月に楽天市場・楽天ブックスをつかうとポイント倍率が+1倍になります。
お気づきの方もいるかと思いますが、この「お誕生月サービス」は
さきほどの選べるサービスの「楽天市場コース」を組み合わせると、ポイント還元が7%となるんです。
プレミアムカードをつくったら楽天市場コースを選んで、
楽天市場の買い物を誕生月の火・木曜日にまとめるとたくさんポイントを獲得できます。
プレミアムカードの有効活用
・楽天市場コースとお誕生月サービスの組み合わせ
・ポイント還元率が7%になる!
プレミアムカードを選ぶ基準になる楽天市場の買い物額がこれ!
プレミアムカードを選ぶ基準として、年会費分のもとをとるための楽天市場の買い物額を計算してみましょう。
ここでは「楽天市場コース」を選択した場合の還元率6%で計算をします。お誕生月サービスは考慮しません。
楽天ゴールドカードとの比較
ゴールドカードとの比較では、獲得ポイントの差が年会費の差額8,800ポイント(プレミアム11,000円ーゴールドカード2,200円)になる分岐点を出します。
単純計算で、年88万円が分岐点となります。詳しく計算してみましょう。
ゴールドカード(還元率5%)では、88万円×5%=44,000ポイント。
プレミアムカード(還元率6%)では、88万円×6%=52,800ポイント。
ポイント差は52,800-44,000=8,800ポイントとなり、年会費の差額を上回ります。
年間88万円って、けっこうな金額ですよね。
私がプレミアムカードではなくゴールドカードをオススメする理由がこれなんです。
プレミアムカードはたくさんサービスがついていますが、楽天市場の買い物で年会費のもとをとるのはかなり大変です。
海外旅行が好きなひともプレミアムカードを選ぼう!
楽天プレミアムカードの特徴の代名詞はこちら、「プライオリティ・パス」が無料で発行できます。
プライオリティ・パスは、国内外1300か所以上の空港ラウンジが利用できるサービスです。
ちなみにこのプライオリティ・パスの年会費は、何回でも無料で使える「プレステージ会員」で$429(日本円で約4.5万円)です。
楽天プレミアムカードで発行できるのはプライオリティ・パスは、「プレステージ会員」と同等のサービスが受けられます。
つまりプレミアムカードの年会費11,000円分のもとがカンタンにとれてしまうんです。
おわりに
楽天カードは、楽天経済圏の生活を始めるための必須アイテムです。
私は楽天カードを使い始めて7年くらいたちますが、使えば使うほどポイントがたまって節約に活かせています。
この記事を読んでいただいた皆さんもぜひ、楽天カードをつくって楽天経済圏の生活に移行してみてください。
想像以上の節約効果が期待できますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。